平成25年度 第6回地域再発見講座 家城地区

津市コミュニティバス停今回の地域再発見講座は、当会今井会長より「コミュニテイバスを利用した計画」をとの提案があり、早速津市白山総合支所で運行図を頂き、行き先の検討を行うものの帰りの時間帯が合わない等半ばあきらめかけていたところ、担当されている地域振興課の川北さんから「城立・福田山ルートのバスを利用すれば半日コースでも南家城地区の探索が可能」との返事を頂き今回の講座が実施できました。

講座概要

探訪場所

津市コミュニティバスで行く南家城地区
三重県津市白山町南家城 (地図末尾

行   程
  • 【行き】白山総合支所前 9:25発 ⇒ ⇒ 東町 9:30着
  • 【帰り】東町 11:25発 ⇒ ⇒ 家城橋前 11:30 ⇒ ⇒ 白山総合支所前 11:33着
  • 【運賃】片道200円
開催日時
平成26年2月19日(水)9:00 ~ 12:00
主   催
白山公民館
講   師
白山道しるべの会

探訪場所の概要

白山総合支所よりコミュニティバスに乗車
白山総合支所ロビー

白山総合支所ロビー

白山総合支所ロビーに集合、スケジュール説明

当日は、先週降った記録的な大雪がまだ玄関先に残り、風も冷たく、果たして今日は参加者が・・・と心配しておりましたが、集合時間にはいつものメンバーの元気な顔が見られ一安心。
今日はバスを利用しますので、乗り遅れないように・・・、お釣りのいらないように200円の用意を・・・、説明も少し懐かしい遠足気分で。


バスの到着を待つ

バスの到着を待つ

総合支所入り口でバスを待つ

コミュニテイバスの白山総合支所前バス停、皆さん乗れるか心配・・・、満員に備え10人乗りのマイクロバスを公民館の井藤館長さんに用意していただきました。

また、この日はケーブルテレビZTVの取材もありました。放送予定は4月4日からお楽しみに。


バスに搭乗

バスに搭乗

バスに搭乗

既に乗車の方は1名、私達が乗り込み、車内は立ち席も含め満席に。


車中風景

車中風景

車中の風景

暖房がよく効き、温かい...
どこからか「寒いときは家にいるよりコミュニテイバスで一日過ごしたほうが燃料費の節約になるな・・・」との声も聴かれる。

講座が一日コースであれば、いろんな名所旧跡も訪ねることが出来そう・・・。


東町到着

東町到着

東町バス停に到着

東町バス停に到着、このあとバスは一志病院まで行きます。


東町公民館 復興80周年記念「東町の大火と復興」のお話
藤井稔委員長のお話

藤井稔委員長のお話

復興80周年実行委員長 藤井 稔さんの挨拶

昨年12月8日に、80年前に集落の半分が焼失した大火事とその後の復興を語り継ぐ集いを開かれた資料をもとに、東町の区長藤井充さん、実行委員長の藤井稔さんから、当時の状況や住民の一人が火災の中から持ち出され無事だった阿弥陀様への思いを聞かしていただきました。


阿弥陀如来掛軸

阿弥陀如来掛軸

東町公民館に安置されている阿弥陀如来の掛軸

阿弥陀様は「東町の心のよりどころ」として、この八十年間毎朝、当番でご仏飯とお花の水を替え、お花は枯らすことなく取り替えて、お供えしています。これを雨の日も、風の日も、1日も欠かさず、今日まで続けています。
やはり、東町の人の心は「この阿弥陀様」が、真ん中なんだと思います。と語られていました。

家城文化センター 「津市コミュニティバス」のお話

白山総合支所地域振興課の川北洋行さんより白山地域の運行時刻や、ルート、運賃、乗継方法などについて、教えていただきました。

特に白山地域のコミュニテイバスの運行に際し、留意していただいていることとして、

  • 元取地区の小学生、中学生が、家城小学校及び白山中学校に通学が可能な運行時刻の設定
  • 白山高校の通学確保
    近鉄榊原温泉口駅から白山高校前までの通学が可能な運行時刻の配慮
  • 名松線、近鉄線、民間バス路線への乗継
  • マックスバリュ(白山店)での買い物の時間を確保すること
  • 一志病院への通院や美杉コミュニテイバスとの連携
に配慮した運行時刻とルート設定を心がけております。
講座生の皆さん

講座生の皆さん


また、バスは高齢者や、学生にとつて不可欠な移動手段で、バス路線が廃止になると、買い物や通院、通学ができなくなり、生活にも支障が出てしまいます。

今後、バス路線を維持していくためにも、皆さんが少しでもバスを利用していただくことが大切で「乗って残そう・・みんなのバス」を合言葉にバス利用への協力を呼びかけておられました。


家城城址跡や家城の昔ばなし
酒井会員による家城のお話

酒井会員による家城のお話

引き続き「家城城城跡や家城の昔ばなし」を紙芝居で白山道しるべの会会員の酒井巧さんより話をしていただきました。

家城の七不思議を、ユーモアたっぷりに教えていただきました。

瀬戸ヶ淵(せとがふち)散策
橋の下が瀬戸ヶ淵

橋の下が瀬戸ヶ淵

説明をする酒井巧会員

説明をする酒井巧会員

瀬戸が淵は、白山七社の起源や白山町という町名の由来となった白山伝説や藤原千方伝説等がある不思議な場所です。

【お知らせ】
 「白山伝説」の詳細は、「瀬戸ヶ淵」のページをご覧ください。
帰路

帰りは、家城橋前バス停を11:26に乗りマックスバリュ(白山店)経由で定刻の、11:33に白山総合支所前停留所に着きました。
今回は、半日コースのコミュニテイバス利用ということで、家城城城跡や瀬戸ケ淵の景観をゆっくり楽しんでいただくことが出来なかったので、次回は、1日コースでのんびりしたバスの旅を計画したいと思います。

白山公民館 井藤館長の挨拶

最後に井藤館長より、今回お世話になった皆さんへのお礼と、26年度の講座も青山高原ハイキングや美杉地域を訪ねる講座も入れ、より一層楽しい講座を計画しておりますので、ぜひ参加してくださいとの挨拶で25年度最終の講座第6回地域再発見講座を終了いたしました。

参考資料

今講座の参考資料

平成24年度 第5回わが町発見講座 家城地区

  第5回わが町発見講座は、津市白山町家城西部の真見地区を探訪しました。秋晴れのもと案内役の酒井さん、内藤さんより、今回のコース(約2キロ)、二雲橋下河岸の川口井堰用水路跡、カエデノ森、真見城、旧来迎寺の見どころを教えていただき、雲出川に映えるカエデノ森の紅葉を楽しみながら探訪することができました。

講座概要

探訪場所
三重県津市白山町南家城(真見地区)(地図末尾
  • 二雲橋下河岸
    • 川口井旧跡、雲出川の甌穴(おうけつ)
  • カエデの森
    • 磐座(いわくら)、遥拝所(ようはいしょ)
  • 真見城とその周辺
    • 夜燈、南無大日如来の碑、庚申像、真見城跡、薬師堂、行者堂
開催日時
平成24年11月21日(水)9:30 ~ 12:00
主   催
白山公民館
講   師
白山道しるべの会

探訪場所の概要

川口井旧跡と雲出川の甌穴(おうけつ)
二雲橋近くに集合

二雲橋近くに集合

川口井旧跡

川口井旧跡

現在の川口井水(南家城)

現在の川口井水(南家城)

  寛文4年(1664)に瀬戸が淵の用水開削とともに、津藩の郡奉行山中為綱の指導によって開かれた川口井旧跡、いまも雲出川本流に沿って岩盤を開削した井溝がその姿を留めております。
享保14年(1729)すでに文治2年(1190)に開かれていた南家城井と合併し、その後台風や大雨により流失した頭首工や幹線導水路の改修を行い、現在も南家城川口井として維持管理組織が受け継がれています。
  また、平成18年には農林水産省が日本の農業を支えてきた代表的な用水を選定し、用水によってもたらされる”水・土・里(みどり)”を次世代に伝え、維持する活動である「疎水百選(そすいひゃくせん)」に選ばれています。(以上、ウィキペディア「疎水百選」より抜粋)

  【参考文献】  
  • 雲出川水利関係文書と川口井旧跡  吉村 利男著
  • 南家城川口井用水概要書 白山土地改良区著
  • 白山今昔噺 色井 秀譲著
二雲橋から見る甌穴

二雲橋から見る甌穴

[甌穴(おうけつ)]
  二雲橋の上から見る細長く伸びる「川口井旧跡」と家城ライン河床の「甌穴(おうけつ)」、対岸の「カエデノ森」の紅葉とJR名松線の鉄橋。

  • 甌穴(おうけつ)
    河床の岩石が、不均質な砂岩や礫岩で、かつ流水が渦巻く所にできます。河床の転石が、流水の渦でくぼみを削り取り長年月かかって形成されたと推定されます。
カエデの森
雲出川に映えるカエデの森

雲出川に映えるカエデの森

カエデの森オーナーさん

カエデの森オーナーさん

  二雲橋を渡って左手、真見の集落への入り口の小丘に「カエデの森」があります。

<< カエデの森オーナー久世さんの思いをお伺いしました >>
  放置されていた山林を買い取り、15年ほど前からカエデ500本を植え整備、夢窓庵を建立されました。
  「皆さんにようやく紅葉を楽しんでいただけるまでになってきました。また、対岸の雲出川沿約1㎞にわたりカエデの植樹を行い、今は、美しい二雲橋付近の竹を切りカエデを植える準備をしております。付近一帯を皆さんに更に楽しんでいただく紅葉スポットとするのが私の思いです。夏の草刈りは大変ですが体の動く限り続けていきたい、協力していただける人があれば大歓迎です。」と、お話いただきました。
太陽神信仰「磐座」

太陽神信仰「磐座」

[磐座(いわくら)]
  カエデの森の頂上に巨石があり、古人が、太陽信仰のために配置した「磐座(いわくら)」と思われます。巨石割れ目は、正確に南北を指しています。

  • 磐座(いわくら)
    古代、太陽礼拝の場所として、また神の宿る神座として、「磐座」があります。有名な三輪明神の背後の三輪山山頂に巨石「磐座」があります。
真見城跡とその周辺
夜燈

夜燈

[夜燈]
  文化2年(1805)11月に建立され、現在は電灯であるが、地区民の当番が毎夜点灯しています。元は真見集落センターの前の道路わきに立っていたものを道路、駐車場拡張のために現在地に移されました。

南無大日如来の碑

南無大日如来の碑

[南無大日如来の碑]
  建立は、安政4年(1854)で人や家畜の安全を祈って建てらました。「宗国史」(1751年編集)によると、真見は戸数43戸、人口189人、馬1頭、牛7頭と記載されています。牛は、現在のトラクターに相当する大切なものでした。現在は、戸数21戸です。

庚申像

庚申像

[庚申像(こうしんぞう)]
  真見城登山口の右手に三面六臂(さんめんろっぴ)の庚申像が祀られている。

  • 三面六臂とは
    1. 仏像などが、一体で三つの顔と六つのひじを備えていること。
    2. 三つの顔と六つの腕をもつ意から、一人で何人分かの働きをすること。また、一人で多方面にわたって活躍すること。
真見城跡1

真見城跡1

真見城跡2

真見城跡2

[真見城跡]
  真見城は、中世、天正年間(1573~1592年)の城で、北畠氏の家臣、福田山帯刀の城でした。
城の構造は中世の山城に共通した造りで、主郭の東に郭、西側にも郭がある。登山道以外はいずれも急斜面となっています。西と東の郭は、南側の主郭の下を通って連絡路がついています。水場は、北側の谷のようです。

山の神

山の神

金毘羅大権現

金毘羅大権現

[山の神と金毘羅大権現]
  真見城跡の北側には「山の神」が、西の方一段高いところには「金毘羅大権現」が祀られています。

薬師堂

薬師堂

[薬師堂]
  江戸時代初期に浄土宗鎮西流の寺として開創された川口「西称寺」の末寺として来迎寺(らいこうじ)がありました。昭和22年に廃寺になり、その境内にあった「薬師堂」は今も地元の皆さんがお参りしています。

行者堂

行者堂

[行者堂]
  薬師堂の少し上に「行者堂」があり、石造りの役行者(えんのぎょうじゃ)が祀られています。毎年7月18日には全戸が集まりご詠歌をうたう「行者講」が行われています。